【乃木坂46】妄想ドラマ・一ノ瀬美空との叶わなかった恋の物語

ドラマ
そうしよー類
そうしよー類

どうも~、乃木坂46のそうしよー類です💖

今回は、自分の推しである乃木坂5期生・一ノ瀬美空ちゃんの青春ドラマを描いてみました!!

もちろん、ドラマや小説めいたものを描くのは初めてなので、

ぜひ温かい気持ちで読んで下されば幸いです!!

ちなみに、今回の物語は「切ない系」で、我ながら涙を流すくらい感動すると思います!!
(自分が涙したのは似たような経験があったからなので、たぶん皆さんは違う可能性もあります!笑)

一ノ瀬美空
一ノ瀬美空

最後まで、見るとよ💖

プロローグ:色褪せない記憶の欠片

みーきゅんぶろぐ

画面の向こう側で、一ノ瀬美空は今日も輝いている。

東京の喧騒にもまれながら、夢を追いかけるその姿は、2年前、福岡の片田舎で隣にいた彼女とは少しだけ違う、大人びた表情をしていた。

僕は地元の大学に通いながら、時々こうして彼女の活躍を目にする。

そのたびに、胸の奥がチクリと痛む。

あの春、僕がもし、ほんの少しでも勇気を出せていたら。

そんな詮無い後悔だけが、色褪せない記憶と共に僕の心に居座り続けている。

最後の高校生活、君の隣で

教室の隅、交わした他愛ない会話

高校3年生の教室。

窓際の席から見えるグラウンドでは、サッカー部が練習に励んでいる。

僕はぼんやりとそれを眺めながら、隣の席の美空に話しかけるタイミングをうかがっていた。

小学校からの幼馴染。

いつからか、ただの友達ではいられなくなった。

クラスの人気者で、いつも誰かに囲まれている彼女。

でも、ふとした瞬間に僕に見せる、気を許した笑顔がたまらなく好きだった。

一ノ瀬美空・自己紹介ムービー

美空「ねぇ、今日の数学の小テスト、どうだった?」

不意に彼女が僕の机を指でつつく。その声に心臓が跳ねる。

僕「あ、ああ…。まあ、いつも通りって感じかな。美空は余裕だっただろ?」

美空「んーん、全然!最後の問題、時間が足りなくて。後で教えてよ」

そう言って悪戯っぽく笑う。

えくぼが可愛い。

その「後で教えて」が、僕らにとっての合言葉のようになっていた。

彼女は決して勉強ができないわけじゃない。むしろ、僕よりずっと要領がいい。

それでも僕を頼ってくれる、その事実が嬉しくて、いつも舞い上がってしまうのだ。

夕暮れの図書室、二人だけの勉強会

放課後の図書室は、僕と美空だけの特別な空間だった。

東京の同じ大学を目指す。それが僕たちの共通の目標。

隣に座って参考書を広げると、彼女の甘いシャンプーの香りがふわりと漂う。

一ノ瀬美空・乃木恋ショートドラマ

美空「うーん、この英文法、やっぱりわかんない…」

美空が唇を尖らせて僕のノートを覗き込む。その距離の近さに、心臓がうるさくて集中できない。

僕「えっと、ここはさ、過去分詞が前の名詞を修飾してるから…」

必死に平静を装って説明する僕の顔を、彼女がじっと見つめていることに気づいた。

僕「…なに?」

美空「ううん。なんか〇〇(僕の名前)、先生みたいだなって。…頼りになるね」

そう言って、彼女はふわりと微笑んだ。

その言葉が、ただの社交辞令ではない温かさを帯びているように感じたのは、僕の願望だったのだろうか。

ふと、彼女が僕のシャーペンのノック部分を指でそっと撫でた。

その些細な仕草に、何か特別な意味があるんじゃないかと期待してしまう。

でも、僕はその意味を確かめる勇気がなかった。

「合格したら、伝えよう」。

そう心に誓うことで、今の関係を壊すことから逃げていたんだ。

運命を分けた日

桜咲く知らせと、散った僕の夢

合格発表の日。

僕の受験番号は、掲示板になかった。

隣で自分の番号を見つけた美空が、歓声を上げて飛び跳ねている。

その喜びを、僕は心から祝ってあげることができなかった。

美空「やった…!あったよ!ねぇ、〇〇のは?」

僕の表情を見て、彼女の笑顔が曇る。

美空「…そっか。…ごめん」

違う。謝ってほしいわけじゃない。

ただ、どうしようもなく惨めで、情けなかった。

彼女が差し伸べようとした手を、僕は無意識に避けてしまっていた。

僕「大丈夫。後期、地元の大学受けるから」

そう言うのが精一杯だった。

彼女は何も言わず、ただ悲しそうな目で僕を見つめていた。

あの時、彼女が何を言いたかったのか、今なら少しだけわかる気がする。

でも、当時の僕には、自分のことで精一杯だった。

言えなかった「おめでとう」と「好きだ」

みーきゅんぐらむ

美空が東京へ旅立つ日。

僕は博多駅の見送りの輪の中にいた。

たくさんの友人に囲まれて、彼女は少し泣きそうに笑っていた。

「みんな、ありがとう。頑張ってくるね」

一人一人に声をかける彼女が、最後に僕の前に立った。

美空「…元気でね。たまには連絡してよ?」

僕「…ああ。美空も、頑張れよ」

喉まで出かかった「好きだ」の一言。

でも、不合格だった僕が、夢を叶えた彼女に何を言えるだろう。

自信のなさが、僕の口を縫い付けてしまった。

「おめでとう」すら、まともに言えなかった気がする。

発車のベルが鳴り響く。

新幹線の窓越しに、彼女が何かを言いたそうに僕を見ていた。

でも、その言葉が僕に届く前に、列車は静かに滑り出した。

小さくなっていく彼女の姿を、僕はただ見送ることしかできなかった。

エピローグ:もしも、あの日に戻れるなら

みーきゅんぶろぐ

あれから2年。

地元の大学に通う僕の日常は、平凡そのものだ。

時々、SNSで流れてくる美空の姿は、僕の知らない世界で輝いている。

この間、高校の同窓会で、美空の親友だった子に言われた言葉が、ずっと頭から離れない。

美空・親友「美空ね、ずっとアンタのこと待ってたんだよ。『なんで言ってくれないのかな』って、よくこぼしてた。大学落ちた時も、自分が受かったことより、アンタを慰められないことの方が辛いって泣いてたんだから」

…そうだったのか。彼女が時折見せた優しい眼差しも、僕を頼る言葉も、全部。

僕が勝手に、自分には不釣り合いだと諦めて、彼女の気持ちに蓋をしていただけだったんだ。

「合格したら告白する」なんて、ただの言い訳だった。

自分のプライドを守るための、臆病な言い訳。

本当に彼女が好きなら、どんな状況だって関係なかったはずだ。

今、僕の手の中にあるスマホには、いつでも彼女に繋がる連絡先がある。

でも、もう遅い。

2年という時間は、あまりにも長すぎた。

もしも、あの日に戻れるなら。僕は迷わず、君に伝えるだろう。震える声でも、情けない顔でもいい。

ただ、正直に「好きだ」と。

叶わなかった恋の物語は、切ない後悔だけを残して、今も僕の心の中で続いている。