
どうも~、そうしよー類です💖
今回も、推しの乃木坂5期生・一ノ瀬美空ちゃんの青春ドラマを描いてみました!!
前回の記事はこちら!
前回は切ない系のドラマでしたが、今回は「甘酸っぱい系」です!
設定としては、前回と同じくJK・一ノ瀬美空でお届けします!
ただ、前回は幼馴染の関係からすでに恋が始まっている状態でしたが、今回はまだ知り合いの関係から始まる恋がテーマです!!
文化祭で縮まる一ノ瀬美空ちゃんとの距離感にご注目ください!!

みー、きゅんきゅん💖
プロローグ:教室の窓から見える、遠い君
教室という閉じた世界には、独特の空気が流れている。
その中心に、いつも彼女はいた。

一ノ瀬美空。
クラスの誰もが認める、手の届かない存在。
僕にとって彼女は、まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような、完璧なヒロインだった。
これは、そんな彼女と僕が織りなす、どこにでもありそうで、どこにもない、甘酸っぱい恋の物語。
授業が終わった後の教室。
夕日が差し込み、空気中の埃がきらきらと舞う。
僕はいつも、少し離れた席から彼女を見ていた。
友達と楽しそうに笑い合う姿も、ふと窓の外に目をやり、何かを想う切なげな横顔も、すべてが絵になっていた。
特に、窓辺で物憂げに佇む彼女の姿は、まるでショートフィルムのようで、声をかけることすらためらわれた。
僕と彼女の間には、見えない境界線が引かれている。そんな気がしていた。
第一章:予期せぬ交差点――文化祭実行委員

そんな日々が永遠に続くと思っていたある日、僕たちの世界は思いがけず交差する。
文化祭の実行委員。
くじ引きで、僕と一ノ瀬さんは同じ装飾係になったのだ。
最初は緊張でまともに話せなかった。
彼女はテキパキと仕事をこなし、周りに的確な指示を出す。
まさに完璧。でも、そんな彼女にも意外な一面があることを、僕はすぐに知ることになる。
完璧な彼女の、意外な一面

美空「あれ?このリボンの結び方、どうやるんだっけ…」
小さな声で呟く彼女。
僕が「こうだよ」と手伝うと、彼女は少し驚いた顔をして、それから「あ、ありがとう」と、はにかんだように笑った。
その瞬間、僕の中で完璧だった彼女のイメージに、初めて「人間らしい」温かみが加わった。
彼女も、僕と同じように悩んだり、困ったりする普通の高校生なんだと、当たり前のことに気づかされた。
第二章:一枚のコインの裏表
文化祭の準備が進むにつれて、僕は彼女の様々な顔を見るようになった。
真剣な表情で作業に没頭する姿。
そして、時折見せる、計算されたかのような、でも抗えない魅力を持つ「あざとさ」。
それは、彼女が持つもう一つの、そして本当の姿なのかもしれない。
「あざとさ」という名の、心の距離感

作業が一段落し、二人で休憩していた時だった。
僕がぼーっと彼女の横顔を見つめていると、彼女はふいにこちらを向いて、悪戯っぽく微笑んだ。
美空「もしかして、私のこと見てた?…なんてね」
その言葉と表情に、心臓が大きく跳ねた。
それは、クラスメイトとして見ていた彼女とは全く違う、パーソナルな距離感。
彼女は、自分がどう見えれば相手をドキッとさせられるかを知っている。
でも、その「あざとさ」は嫌な感じがしなかった。
むしろ、彼女が僕に心を開き始めている証拠のように思えて、嬉しかった。
第三章:祭りの前夜、二人の秘密

文化祭前日の夜。
メインゲートの装飾がどうしても終わらず、僕と一ノ瀬さんは二人で居残り作業をすることになった。
静まり返った校舎に、僕たちの作業の音だけが響く。
そんな特別な空間で、彼女はぽつりぽつりと自分のことを話し始めた。
美空「私、本当はこういうの苦手なんだ。いつも完璧でいなきゃって、自分で自分を縛っちゃうから」
普段は見せない弱音。
それは、僕だけに明かしてくれた秘密のようだった。
僕は、うまく言葉が見つからなかったけど、ただ伝えたかった。
僕「一ノ瀬さんは、そのままで十分すごいよ。頑張ってるの、ちゃんと見てるから」
僕の言葉に、彼女は驚いたように目を見開き、そして、ふわりと花が咲くように笑った。
その笑顔は、今まで見たどの笑顔よりも、僕の心に深く刻まれた。
エピローグ:物語は、まだ始まったばかり
文化祭は大成功に終わった。
そして僕たちの日常は、また元の場所へと戻っていく。
祭りの後の、少しだけ寂しい空気。
もう、彼女とあんな風に話すことはないのかもしれない。
そんなことを考えながら教室の自分の席に座っていると、ふと視線を感じた。
顔を上げると、そこにいたのは一ノ瀬さんだった。
彼女は、教室の向こう側から僕をまっすぐに見つめ、そして、あの夜と同じように、でももっと確信に満ちた笑顔で、小さく頷いた。
それは、僕たち二人だけの、新しい物語の始まりを告げる合図だった。