【文理選択】大学で数学を勉強したい人へ、おすすめの授業・分野と大学とは?文系でも可?

受験校紹介

みなさんは数学は好きですか?

文理問わず、今回は以下の方向けの記事になっています!

  • 文系だけど入学後沢山数学を勉強したい
  • 理系だけど大学で学ぶ数学の内容を事前に知りたい!

内容は、「大学でも数学を多用する分野と文系でもおすすめな大学・学部」をご紹介します!

学問別 数学の扱われ方

生物学

数学を使って生物を理解する数理生物学というものがあります!

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • なぜ人間だけでなくクジャクも一目ぼれするのか?
  • どのようにニジマスやヤマメは川と海を行き来するのか?
  • なぜタケの開花は120年周期が良いのか?
  • なぜ人の男女比は1:1に近いのか?

参考:数学で紐解く生物の世界 | 東京都立大学総合研究推進機構 TMU Research Portal

あくまで一例ですが、さまざまな生物のなぜ?を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

生物の増え方などのモデルを学ぶ微分方程式や、

遺伝情報をコンピュータを使って分析する情報数学を学びます!

化学

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • どのくらいのスピードで化学反応は進むのか?
  • 水といった物質を構成する分子や結晶は、種類に応じてどんな規則性や対称性があるのか?

参考:分子構造化学 (yokohama-cu.ac.jp)

参考:群論 – Wikipedia

あくまで一例ですが、さまざまな物質のなぜ?を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

どのくらいのスピードで化学反応は進むのか?を学ぶ微分方程式や、

分子や結晶の規則性や対称性を学ぶ群論を学びます

工学

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • ロボットなどの機械はどうやって操作するのか?
  • 電磁気や流体はなぜ時間とともに変化するのか?
  • どうやって生産を効率化できるのか?

あくまで一例ですが、さまざまな生産現場のなぜ?を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

機械の操作方法を学ぶ微分方程式や、

電磁気や流体の時間変化を学ぶベクトル解析

効率化を導く最適化理論などを学びます!

経済学・金融

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • 国や企業などの組織の行動、株価の変動をどう予測するのか?
  • 人生において複数の選択肢があるとしたら、具体的に何があるのか?(パンか?ご飯か?麺か?)

あくまで一例ですが、さまざまな日常生活のなぜ?を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

組織の行動や株価の変動予測を学ぶ確率論や、

複数の選択肢を想定する集合論を学びます!

情報科学

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • ある人や物について、どうやって抽象的に説明するのか?(リンゴは?→「赤い」「丸い」「果物」)
  • ある情報・データはどんな構造をしているのか?
  • どうやって仮説を立てて証明するのか?

あくまで一例ですが、さまざまな論理展開を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

抽象的な説明法を学ぶ集合論や、

情報・データ構造を学ぶ離散数学

仮説検証を学ぶ情報論理などを学びます!

物理学

ここでは、例えば数学で以下のことが学べます!

  • 音はどのように伝わるのか?
  • ものが落下するとき、どんな力が働いているのか?
  • ものの入れ替えとか回転、反転ってどうやって起こるのか?

あくまで一例ですが、さまざまな自然現象のなぜ?を学べます!

学ぶ内容としては、統計学、微分積分、線形代数といった教養数学を土台に、

音の伝わり方などを学ぶ複素解析や、

物体に働く力などを学ぶ変分法

入れ替え、回転、反転といった対称性を学ぶ群論などを学びます!

おすすめ分野

勉強すべきおすすめは、ずばり解析学です!

大学で学ぶ数学には、「解析学」「代数学」「幾何学」があります!

東京大学大学院 数理科学研究科 カリキュラム

これらは、東京大学大学院のカリキュラムを参考に、

大学4年間をかけて学ぶことができる数学を一覧で載せています!

こうして見ると、「解析学」の授業が一番多いです!

生物学、化学、工学の分野で、「微分方程式」という授業があるのを紹介しました!
これが解析学の例です!

ぶんマスター
ぶんマスター

つまり、解析学は3分野の中で、最も汎用性が高いということです!

文系でも履修可能!?解析学におすすめな大学・学部

今回は、解析学の中でも「確率論」の授業を履修できる大学・学部をご紹介します!

私が把握している中では、以下の3つです!

  • 東京大学 教養学部
  • 慶應義塾大学 経済学部
  • 中央大学 商学部

確率統計I – 教養学部 – 東京大学授業カタログ (u-tokyo.ac.jp)

確率論入門Ⅰ | シラバス・時間割 (keio.jp)

研究者詳細 – 髙岡 浩一郎 (chuo-u.ac.jp)

中央大学 商学部の時間割での記載はありませんでしたが、確率論を専門とする教授がいることから、学べると思います!

ぶんマスター
ぶんマスター

私のリサーチ不足もあるかと思うので、まだまだあるはずです!(経済学部や商学部

ちなみに、探し方としては各大学の時間割を開いて、ページ内検索されるのがおすすめです!

授業の評判も知りたい方は、「みんなのキャンパス」もおすすめです!

ぶんマスター
ぶんマスター

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、以下の内容をお伝えしました!

  • 6学問での大学数学の内容
  • 大学数学の中で、「解析学」が多くを占める
  • 文系でも学べる解析学は、「確率論」→経済学部、商学部にある?

ただ、もし「幅広く解析学をやりたい!」「他分野(代数学や幾何学)も扱いたい!

という方であれば、理系を選択し、数学科(教育学部を除く)を受験されることをおすすめします!

それでは、また!