【大学受験】評定平均とは?一般や推薦における重要性と受験生が抱きがちな疑問点を解説!

推薦対策

「今や大学受験は半分が推薦!」

近年、受験業界でこう言われてきているのは知っていますか?

推薦アンチもいることは重々承知ですが、残念ながら事実です!

それでは、皆さんにとって推薦はどのようなイメージですか?

受験生A
受験生A

学校の評定だけで決まる入試もあるから、楽!

受験生B
受験生B

低偏差値校でも、学校の評定は上げやすいから、逆転もできる!

このように、「推薦=学校の評定」という構図が思い浮かぶのではないでしょうか?

そこで今回は、

入試形式別に学校の評定はどれくらい重要か
大学受験生が評定に関して抱きがちな疑問点」を解説します!

この記事は、以下の方向けです!

  • 高校1,2年の方
  • 現在大学受験中で推薦狙いの方

評定の重要性

入試形式別の評定の重要性はもちろんのこと、

入試以外でのメリット今後評定はどれほど重要になってくるかを解説します!

指定校推薦

これは推薦の中でも最も人気で有名な制度といっても過言ではありません!

なぜなら、学校の評定でほぼ100%決まるからです!

その後、面接や提出課題もありますが、参考程度です。

ただ、大事なのは、

評定基準を満たすことではなく、同大学の志望者に負けない評定を取ることです!

ぶんマスター
ぶんマスター

評定平均4.0以上の大学に他の応募者がいた場合、4.0ぴったりで応募してもその応募者には絶対勝てません!
優れた実績や資格があっても、評定がすべてです!!

ちなみに、「自分の行きたい大学に必要な評定平均が知りたい!」という方は、

通っている高校で配布される「進路指導」の冊子を閲覧してみてください!

ぶんマスター
ぶんマスター

私の高校では毎年、その年度の卒業した先輩方の進学・合格した大学一覧が見れました!
指定校推薦に限らず、その大学に合格・不合格だった先輩たちの評定平均を知ることができます!

公募推薦

公募推薦は、指定校推薦と同じく、学校推薦型選抜の1つです。

指定校推薦と異なる点は、面接や小論文も評価の対象に使用される点です!

とは言え、「評定平均が高いほど有利!」という点では変わりません!

また、指定校推薦は、「大学側から認められた高校のみ」「ほとんど私立大学」といったデメリットがあります。

対して、公募推薦は、「どの高校からでも」「国公立大学にも私立大学にもある」といったメリットがあります!

ぶんマスター
ぶんマスター

出願条件に、
全体の評定平均が4.0以上の者、又は数学及び理科の評定平均値の平均が4.5以上の者」というように、全体なのか各教科なのかは大学によって異なります!
電気通信大学 学校推薦型選抜

しかし、評定ではなく部活動の実績や資格取得が出願条件になっている場合があります。

ぶんマスター
ぶんマスター

評定の代わりに、英語資格を出願条件にしている大学も多いです。
上智大学 公募推薦

総合型選抜

総合型では、一般的に評定は必要ないと言われることが多いです。

なぜなら、学校の成績よりも、課外活動の実績志望理由を重視するからです。

しかし、中には総合型に代わる、評定が課される推薦入試があるようです!

以下にいくつかご紹介します!

  • 早稲田大学
社会科学部・人間科学部・スポーツ科学部
自己推薦
高等学校または中等教育学校後期課程卒業時における全体の評定平均値が4.0以上の者
早稲田大学 社会科学部 自己推薦募集要項
  • 慶應義塾大学
法学部・理工学部
FIT入試
指定の各教科(外国語、数学、国語、地理歴史、公民)および全体の学習成績の状況が4.0以上の者
慶應義塾大学 法学部 FIT入試募集要項
  • 東京理科大学
全ての学部
総合型選抜(英語資格検定+特定教科評価/理学部第二部/女子

高等学校(中等教育学校)最終学年第1学期又は前期までの数学および理科(経営学部は数学および国語)の
学習成績の状況(評定平均値)がそれぞれ4.0以上の者

東京理科大学 総合型選抜 募集要項
  • 明治大学
国際日本学部・理工学部
自己推薦
高等学校等における全体の学習成績の状況(評定平均値)が4.0以上の者
明治大学 国際日本学部 自己推薦募集要項
  • 青山学院大学
文学部(史学科・比較芸術学科
自己推薦
下記、3点すべての要件を満たす者
1)高等学校における「全体の学習成績の状況」が3.8以上であること
2)高等学校における「外国語」の「学習成績の状況」(評定の平均値)が4.2以上であること
3) 高等学校における「世界史探究」または「日本史探究」のいずれかの
「学習成績の状況」(評定の平均値)が4.2以上であること
青山学院大学 文学部比較芸術学科 自己推薦募集要項
  • 立教大学
文学部(キリスト教学科・文学科英米文学専修・日本文学専修・文芸思想専修・史学科・教育学科)・
理学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部・スポーツウエルネス学部
自由選抜入試
高等学校を卒業している者は、高等学校の評定平均値が3.8以上の者
高等学校卒業見込みの者は、高等学校第3学年第1学期までの全体の評定平均値が3.8以上の者
立教大学 自由選抜入試募集要項
  • 法政大学

国際文化学部・人間環境学部・現代福祉学部・キャリアデザイン学部・・スポーツ健康学部・
理工学部航空操縦学専修

自己推薦
高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期(前・後期制の場合
は前期)までの調査書の全体の学習成績の状況が3.5以上である者。
法政大学 人間環境学部 自己推薦募集要項

上記から分かるように、「自己推薦」という名前の推薦入試が多く、

総合型と同じく書類+面接+小論文などで決まります!

自己推薦については、後に別記事でご紹介します!

しかし、自己推薦を受ける際、注意点があります。

  • 評定はあくまで足切り段階の可能性
  • 公募推薦以上に課外活動実績、志望理由重視
  • ほぼ私立大学のみ

特に2つ目は、総合型にも自己推薦にも共通することです!

そのため、どちらを受けるにしても、

受験生A
受験生A

国公立に行きたい!
できれば学校の評定で有利に進めたい!

ということであれば、公募推薦の方がおすすめです!

一般選抜

一般選抜では、ほとんど評定は関係ないと言えます。

しかし、一部の大学では、一般で調査書による点数化を行っています!

以下のリンクは、一般において調査書による評価を行っている国公立大学一覧です!

参照:2025年度 調査書を点数化する国公立大学一覧

調査書」とは、在学・出身高校で発行される書類であり、入学志願者の学業成績(評定)や特別活動の記録、出欠状況などが記載されたものです。

ぶんマスター
ぶんマスター

調査書の「点数化」に絞ると、約30~40の国公立大学が挙げられます!

そのため、念のため志望校が具体的に加点点数を表示しているかどうか、

各大学の募集要項を確認してみると良いでしょう!

しかし、募集要項に加点点数が記載されていても、

全員一律満点」「来年度以降は点数化を行わない」といった大学もあります。

参照:東京都立大学 2025年度入学者選抜要項

   東京都立大学 2025年度以降の調査書の取り扱いについて

心配であれば、「志望校名 調査書 点数化」と調べてみましょう!

経済面でも有利?

以下は、日本学生支援機構による「第一種奨学金」を利用する際の、学力基準です!

増えていく推薦!評定の重要性の高まり!

「今や大学受験は半分が推薦!」

冒頭でこう話しましたが、残念ながら事実です!

実際、令和4年入試時点で、学校推薦と総合型での入学者が半数になりました

参照:入学定員の半数が推薦組 産経新聞

「推薦は逃げ!」と言う方もいると思いますが、こうなっても不思議ではありません!

A大学
A大学

どの大学よりも、いち早く優秀な人材を確保したい!

受験生A
受験生A

早く受験を終わらせて楽になりたい!

大学と受験性の利害が一致しているので、推薦の勢いが止まることはないでしょう!

必ずしも、「推薦=評定必要」というわけではありませんが、

少なくとも足切りに使われることは多いため、評定で選択肢が増えることは確実です

評定に関するQ&A

大学別で必要な評定は?

高校の偏差値によりますが、私の出身高校(偏差値65くらい)の学校推薦型選抜(指定校推薦)の基準を以下に示します!

早稲田大学 政治経済、法、商 4.3以上(全体)
文化構想、人間科学 4.0以上(全体)
理工(3学部) 4.0以上(全体)
慶應義塾大学 法、商 4.3以上
理工 4.0以上
東京理科大学 すべての学部 4.0以上
明治大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上
青山学院大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上
立教大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上
中央大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上
法政大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上
学習院大学 文系 4.0以上
理系 3.8以上

「高校によっては、指定校推薦枠のない大学もある!(私の出身高の場合は上智大学)」

「各大学とも学部によって求められる評定が違うことがある!」

「GMARCHの中でも上位(MAR)と下位(G・CH)で求められる評定に差があることがある!」

「より偏差値の低い高校であれば、もっと厳しい評定が求められることがある!」

上記の事柄を念頭に置いて、あくまで参考程度にしてください!

一番確実な方法は、高校入学前であればオープンキャンパスなどでもらう資料から進学実績を見ること!

高校入学後であれば、高校1年生のうちから指定校推薦募集を見てみることです!

ぶんマスター
ぶんマスター

高校によっては、GMARCHでも評定平均が4.5以上も必要な場合があるので、
指定校推薦ではできるだけ高みを目指してください!

ちなみに、国公立の学校推薦型選抜(公募推薦など)についても見てみましょう!

特に、評定基準の高い名古屋大学 文学部の募集要項を見てみましょう!

①人文学の学修に強い意欲を持ち,学業及び人物ともに傑出し,学校長等が責任をもって推薦できる者
②調査書の学習成績概評がA段階である者
③合格した場合には必ず入学することを確約できる者

名古屋大学 文学部 学校推薦型選抜募集要項 p3

学習成績概評」とは、評定平均をAからEの5段階に分けたものです!

以下のように評定平均を5段階に分けています。

学習成績概評 A B C D E
評定平均 5.0~4.3 4.2~3.5 3.4~2.7 2.6~1.9

1.8以下

名古屋大学 文学部の場合、評定平均が4.3以上必要だということです!

そのため、公募推薦の場合、学習成績概評が定められている大学であれば4.3以上

定められていない大学では4.0以上を目指しましょう!

3年生からの挽回は可能?

正直、挽回は難しいです

なぜなら、現役生であれば、評定平均は高校3年生の1学期までしか評価されないからです!

高校1,2年生では、1年に5回ほど定期テストがありました。

しかし、高校3年生では、1学期の2回しか成績を上げるチャンスはありません!

そのため、今まで計10回の定期テストであまり結果を残せていないのであれば、

たった2回のテストで挽回するのは現実的ではありません。

しかし、逆に言えば、高校3年生は1学期だけで最終的な評定平均の評価の3分の1も占めているので、

受験勉強もある中でも最も頑張らなければいけない学年であります!

偏差値70と偏差値50の高校の評定平均4.0はどちらも同じ評価?

不公平に思われるかもしれませんが、どの偏差値の高校の人であろうと、評定平均が絶対です!

各大学の学校推薦選抜の募集要項を見ると、高校のレベルに関する事項はありません。

そのため、例えば、「〇〇大学 医学部 評定平均4.3以上」という条件であれば、

偏差値40の高校で4.3の人も受験することができます!

しかも、公募推薦などの場合、「偏差値70の評定平均4.0」と「偏差値50の評定平均4.5」の人を比較すると、

後者の方が評価は高くなってしまうのです!

推薦狙いで実力より低い高校に行くのはあり?

上記の内容を加味しても、おすすめはできません

理由は以下の3つです!

  • 高偏差値高校のほうが、低偏差値の高校より指定校推薦枠が充実している
  • 低偏差値の高校は推薦枠の競争が激しい
  • 高校のレベルをふまえて評定平均を評価する大学も存在する

1つ目と2つ目の理由は、指定校推薦に関することです!

例えば、皆さんなら以下の2つの高校両方とも合格できる学力があれば、どちらに行きますか?

A高校「早慶で評定平均4.0!しかも誰も申し込まないから、4.0ぴったりでも通る!」
B高校「GMARCHで評定平均4.5以上!しかも同じ枠に2人以上申し込むから、実際は5.0ないと通らない!」

おそらく、B高校の方を選ぶでしょう!

3つ目は、指定校推薦以外の推薦入試(公募推薦など)についてです!

先ほど、「偏差値70と偏差値50の高校の評定平均4.0はどちらも同じ評価!」という話があったものの、

高校の偏差値も加味して評価してくれる大学もあるのです!

ぶんマスター
ぶんマスター

この大学は高校偏差値で学生を選ぶんだな!」と学生から反感を得たくないので、表立って言うことはないです!

大学の受験科目以外の科目も頑張った方が良い?

その方が選択肢の幅は広がります!

ただ、「東京理科大学 総合型選抜」や「電気通信大学 学校推薦型選抜」のように、

特定の科目(この場合、数学と理科)のみの評定平均を求める場合もあります!

そのため、もし

学校推薦は1校しか受験しない」「その大学は特定科目のみ」ということであれば、

少数の科目のみというのは戦略的にありです!

総合型選抜でも、評定はぎりぎりではなく高い方がより良い?

総合型でも、高い方が良いです!

なぜなら、面接や小論文などで同等の評価を受けた受験生が複数いる場合、評定平均が最終的な合否の決め手となることが多いからです!

これは、たとえ評定が出願条件になっていない場合でも同様です!

国公立と私立で出願に必要な評定は違うの?

一般的には、国公立の評定平均の要求値の方が高い傾向にあります!

その要因としては、国公立の方が倍率が高く、競争が激しいことが挙げられます!

実際、東京理科大学 総合型選抜は「数学と理科だけで4.0以上

対して、電気通信大学 学校推薦型選抜は「全科目で4.0以上」「数学と理科だけなら4.5以上」取らなければなりません。

一方、私立は評定平均にかかわらず他の面で優れた学生を受け入れる傾向にあります!

しかし、以下のような注意点があります!

  • 評定基準が比較的低くても、ほかに出願資格が必要かもしれない
  • 医学部などの競争率の高い学部なら、私立でも評定基準が高い
  • 評定平均の計算方法や難易度は大学によって違うので、私立・国公立は関係ない

いずれにせよ、各大学の募集要項をよく確認してみましょう!

出願に必要な評定平均は学部によって違うの?

学部によって違います

例えば、国際系・言語系の学部であれば英語、史学科であれば世界史日本史

少し高めに評定が設定されていることが多いです!

まとめ

いかがでしたか?

推薦は、出願や試験日が一般より早かったり、

併願可能な入試もあることから、

評定が高ければ選択肢が大幅に増えることは間違いないです!

そのため、もしまだ高校1,2年生であれば、

あの時定期テストをまじめにやっておけばよかった!」と後悔する前に、

むしろ「定期テストくらい点取れなきゃ!」というマインドで評定の高みを目指してみてください!